だから山谷はやめられねえ

雨の一日、だらだらと趣味に走ったり、読書したりしてでコレを読了。
衝動的に買った本だけど、予想以上におもしろい。その側に行かないと理解できない事。ボクは今から10年ちょっと前、ほとんどその日暮らしみたいな生活してて、ちょっと孤独だったんだよね。でもその孤独さと自由さが苦しくも、意外に楽しかったような覚えがある。もしアノ時、この世界に行ってたら、今頃どっぷりだったかもしれないよ。
この社会の中で、いろんな世界があって、みんなその中で必死に生きてるんだよね。ボクもそのひとりなのだ。

だから山谷はやめられねぇ―「僕」が日雇い労働者だった180日

本書は日雇い労働者を題材にしてるけど、中でも触れているとおり、現在の派遣やフリーターって呼び名が変わっただけで、実質同じ日雇い労働者とそれほど違いが無いんじゃないかな。そう思うだけに本書に出てくる話は決して他人事とは思えないし、派遣切り等の問題にしても根はそう浅くない感じがするんだな。