訃報

namakuro500m2010-11-22

突然の訃報に言葉を失う。昨日まで元気だったのに、とつぜんの病に倒れる。しかもボクより若いじゃないか。

彼を失う事によって出来た穴は他の誰にも埋めることができない。それほどに重要な人であった。

寿命というのは分からないものだ。しかも優秀で人格の出来た人ほど短命のような気がする。そしてボクのような愚かな者が生き残ってしまう。運命とは実に気まぐれなものである。彼をこの世から連れていくくらいなら、もっと賢明な選択があっただろうに。

今、彼と旅した日々や共に過ごした10年を振り返えりながら弔い酒を煽っている。

彼はどんな思いで旅立っていったのだろうか。誰にも、奥さんにさえお別れを告げることは出来なかったらしい。

いつの日か、ボクもこの世を去らねばならぬ時が来るのだろうけど、せめて家族くらいには一言でいいからお別れの言葉を残したいものだ。